不思議なお肉、Gammon

Gammon【ガモン】とは、ベーコンの塊のようなお肉です。
塊の直径は10センチから15センチくらいで、しっかり塩漬けされています。
どっしりとした状態で売っているので、ベーコンと何が違うの？と思いますよね？
お肉の部位が違うのですが、それ以上の違いはわかりません。
これだけの塊のお肉を塩漬けにするのは大変だろうなぁということはよくわかります。
このGammon、何がすごいかというと、その柔らかさです。イギリスのお肉は総じて固いです。
なぜかと言うと、脂身が少ないから。お肉の味がしっかりしますが、子どもが楽しんで食べるのは難しいと思います。
しかしこのGammonは柔らかくなるまで塩漬けされているので、日本人にはオススメのお肉です。
塩気がかなり強いので、人によっては好みが分かれることもあります。
イギリス人は塩気が好きというか、歴史的に塩漬けされた保存肉を食べていたこともあるので、塩辛いものは好まれています。
うちはまだ子どもが小さいので、塩分が少し気になるところです。
そのために一度下茹でして塩分を抜いてから、フライパンで焼いています。
味付けの際に塩を振る必要もないので、パスタや炒飯にも向いています。
まだ試したことはないのですが、頑張って薄切りにしたら和食にも使えるんじゃないのかなと期待しています。